虹のかなた〜Second Love〜(実話)
『麗奈…野球場行こっか!雨も上がったしプチデートや。タコ焼き何個でもおごってやるぞ』
『うん!!!行く!!』
智也に腕を絡ませ、あたしはまるで子供のようにスキップをした
カキーン
球場に着くと高校球児達の威勢のいい声が響き渡っていた
『青春って感じだね』
『なんからしくねぇな(笑)』
外野席に座り一生懸命、夢に向かって頑張る球児達を見ていた
『なぁ麗奈…』
真面目な顔をした智也は、あたしに手招きをして隣に座るように促した
『なぁーに』
あたしは言われるまま隣に座った
『麗奈目を閉じてごらん』
『なぁ〜に??』
あたしはドキドキしながら目を閉じた
『いいよ!目を開けてごらん』
あたしはゆっくり目を開けた
『え………???』