虹のかなた〜Second Love〜(実話)
この痛みは病気が分かる前の不正出血した時の痛みと同じだった
幸い出血はしてなかったし痛みも、まばらだったのでとりあえず仕事場に向かった
『おはようございます』
まだ少し下腹部に違和感は、あるものの普通にナースステーションに入った
『主任!!顔色悪いですよ!!体調悪いんじゃないですか?』
夜勤だった看護師があたしの顔を見てすぐ異変に気付いた
『大丈夫よ!ちょっと熱っぽいし風邪かな…』
あたしは必死にごまかした
朝の申し送りが終わった時だった
ダァーン
あたしはあまりの痛さに倒れてしまった
『主任!!!!』
意識が朦朧(モウロウ)とする中でスタッフ達の呼び声が遠くに聞こえ、あたしは気を失った