虹のかなた〜Second Love〜(実話)


『雨も上がったし散歩でも行くか?』


とある休日、朝から降り続いた雨も上がり智也と散歩に出掛けた



『麗奈ありがとうな』


『え?』


『麗奈が生まれてきてくれたことが嬉しくてさ』


ハニカミながら笑う智也の腕をしっかり掴んだ


『あたしも智也が生まれてきてくれたことに感謝してるよ♪』


『俺の真似したなぁ〜!麗奈虹出てるぞ、ほら、あそこ』


『ホント…キレイ…虹の向こうから、きっと卓也が見守ってくれているんだろうね』


『そうだな』



あたし達は足を止め、七色に光る綺麗な虹を眺めていた



『あっ!!!!!』




突然、智也が大声を出した










< 95 / 100 >

この作品をシェア

pagetop