純白小悪魔 [仮]













あたしはイチを
抱きしめ背中を摩った













「ゆっくりでいいし
話せるとこだけでいい」













あたしの言葉に
イチは小さく頷く













『でもユキのやつ
最近買い物も行かないし
ろくに飲食してなくて…













だから俺怒ったんだ
ちゃんと食えって
そしたらあいつ













食べたって
オシャレしたって
もうあたしには
意味ないから













とか言うから…
何言ってんだって
余計ムカついて…』














イチの言ってる
ことは正しい













そんな生活じゃ
体が持たない












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