純白小悪魔 [仮]













イチがユキさんの
部屋のチャイムを押すと












どちらからともなく
手を離した














『はい…』













『俺』












『開いてる』














インターフォン超しの
簡単な会話を済ませ
イチがドアを開ける













部屋に入って行くと
ユキさんはソファーに
座っていた













『ユキ…これ』













イチが通帳を
ユキさんに渡す













ユキさんは
それを見て
こちらを振り返る













そこでやっと
あたしがいることに
気づいた














.
< 132 / 147 >

この作品をシェア

pagetop