純白小悪魔 [仮]
入店してから
人気をキープ
していたのに
今では新人にも
抜かれる始末
お店からも
それとなく
警告されている
そんな状況が
疎ましくなって
あたしは再び
カズの家を訪れた
カズのお母さんは
相変わらず笑顔で
あたしを迎えてくれた
「………!」
カズの部屋に入り
あたしは言葉を
失ってしまった
ない
ない
ベッドも
机も
カズの匂いが
するもの全て
なくなっている
.
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