純白小悪魔 [仮]












『それ君には
似合わないよ』











ふいに後部から
かけられた声に
振り返ると
見知らぬ男がいた











(何こいつ)











「なんであなたに
そんなこと
言われなきゃ
ならないんですか?











あたしがどんな
下着をつけようと
あたしの勝手でしょ?」











ムカッとしたあたしは
その男を睨みつけた











『確かに君の勝手だ
でも俺が君の恋人だったら
君にはそんな下着
つけてほしくない











君にはこっちが
似合ってると思うよ』











そう言って男が
示した下着は
淡いピンク地に
フリルやリボンが
飾られた甘いもの











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