純白小悪魔 [仮]












そのまま一直線に
化粧室へ向かう











(何あいつ
意味わかんない
てか何であたし
ドキドキしちゃったの?
確かにちょっと
イケメンだったけど
何綺麗とか
思っちゃってんの?)











なんだかもう
自分にもあの男にも
腹がたって仕方ない











「..はあ」











化粧室について
ため息をつき
鏡を見ると
あたしの顔は
ほんのり赤く
色づいていた











その事実を
認めないと
言わんばかりに
ファンデーションを塗る











パンッ












化粧を直すと
両手で頬を叩き
気持ちを入れ替える











.
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