純白小悪魔 [仮]
3
そのまま一直線に
化粧室へ向かう
(何あいつ
意味わかんない
てか何であたし
ドキドキしちゃったの?
確かにちょっと
イケメンだったけど
何綺麗とか
思っちゃってんの?)
なんだかもう
自分にもあの男にも
腹がたって仕方ない
「..はあ」
化粧室について
ため息をつき
鏡を見ると
あたしの顔は
ほんのり赤く
色づいていた
その事実を
認めないと
言わんばかりに
ファンデーションを塗る
パンッ
化粧を直すと
両手で頬を叩き
気持ちを入れ替える
.