純白小悪魔 [仮]
『俺軽蔑なんか
してないよ!』
急に大きな声を
出したので
びっくりした
『なんか理由
あってやってるんだろ?』
あたしはコーヒーを
口に含み無言で頷いた
『俺の友達にも
いるんだ
ウリやってるやつ
でもそいつ父親死んで
母親いなくて
生活していくために
やってるんだ』
あたしはコーヒーの
カップを置いて
イチを見つめた
『もし俺がそいつとか
ケイちゃんの
彼氏だったら
すげぇ複雑な
気持ちだと思う』
イチは切なそうな
顔をして言った
.