純白小悪魔 [仮]












『俺軽蔑なんか
してないよ!』











急に大きな声を
出したので
びっくりした











『なんか理由
あってやってるんだろ?』











あたしはコーヒーを
口に含み無言で頷いた











『俺の友達にも
いるんだ
ウリやってるやつ
でもそいつ父親死んで
母親いなくて
生活していくために
やってるんだ』











あたしはコーヒーの
カップを置いて
イチを見つめた












『もし俺がそいつとか
ケイちゃんの
彼氏だったら
すげぇ複雑な
気持ちだと思う』











イチは切なそうな
顔をして言った











.
< 41 / 147 >

この作品をシェア

pagetop