純白小悪魔 [仮]













カズの家に
行くなんて嘘











そんな予定はない












イチから逃げるため











でも











そういえば最近
行ってないな












あたしは家に
向かう足を
反対方向へと変えた











そして携帯を
取り出しカズの家に
電話をかける











プルルル…
プルルル…











『もしもし』











「あ、もしもし
おばさん?
こんにちは。
ユキです」











『あらユキちゃん
こんにちは』











「お久しぶりです。
急なんですけど
今からお家
行ってもいいですか」











『いいわよ〜。
いらっしゃい』











.
< 75 / 147 >

この作品をシェア

pagetop