Dark of Hearts
『カ…カ…カッコイイ!!カッコ良すぎる!!』

タツキはリュウトに飛び付いた。

『カッコイイとかはともかく…助かったよリュウト』

ケンゴは笑顔でリュウトの肩をポンポンと叩いた。

『へぇ〜、君は銃使いか…』

そう言いながらレイラは突然現れ、空から舞い降りた。

『レイラ!!お前逃げてんじゃねぇよ!!』

タツキはレイラに怒鳴った。

『うるさいわね…人の背後に隠れて、何もしてないあなたに言われたくないわ。役立たず』

レイラはタツキに冷たく言い放った。

『ヒドッ!!』

タツキはレイラの言葉に傷つき、端っこの方で落ち込んでいた。

『まあまあ…』

ケンゴはそんなタツキを慰めた。

『なあ、レイラ。何でわしは銃が具現化されたん?』

リュウトはレイラに尋ねた。

『知らない』

レイラはリュウトの質問をさらっと流した。
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