Dark of Hearts

『バナナの皮?あんなんでどうする気?』

レイラはケンゴに尋ねた。

『まあ見てなって』

ケンゴは自慢げに言った。

ガルちゃんは目の消火液が取れず、まだ暴れていた。

そして暴れるガルちゃんはリュウトが投げ捨てたバナナの皮を踏ん付け、そのバナナの皮で足を滑らしたガルちゃんは横から倒れた。

頭を地面におもいっきり打ち付けたガルちゃんは、気を失い口から泡をふいた。

『やったー!!作戦大成功!!』

ケンゴはタツキと手を取り合って喜んだ。

『まさかこんなアホみたいな作戦が成功するなんて…』

レイラはキョトンとしていた。

『わしら凄いなぁ、こんなデカいモンスター倒したんやもんな』

リュウトも大喜びだった。

『いやー、俺達歴史に名前が残るかもな』

ケンゴはガルちゃんを倒してうかれまくっていた。

『コイツ食ったら美味いんかな?』

リュウトは気絶しているガルちゃんをじーっと見ていた。