Dark of Hearts
『どうだケンゴ。お前たちも闇のパワーを授かって見ないか?素晴らしいぞ』

トモヤは眼鏡を光らしながら笑みを浮かべていた。

『ト、トモヤ…正気に戻れよ!!』

ケンゴはトモヤを心配した。

トモヤが突然右手に力を集中すると、刃渡りの長い黒い刀が現れた。

『ダークソード…素晴らしいだろ』

そう言ってトモヤは刃渡りをなぞるように舌で舐めた。

『レイラ…トモヤを元に戻す方法はないのか?』

ケンゴは背後にいるレイラに尋ねた。

『彼は巨大な闇パワーを浴びて、完全に闇に支配されている。元に戻す方法は…彼の中の闇を光で消し去るしかないわ』

『そうか!!』

ケンゴは右手に力を集中し、シャインソードを作り出した。

『ほう、虹色に輝く剣か…美しいな』

トモヤはケンゴのシャインソードにみとれた。

『トモヤ、今お前の中の闇を消してやるからな…。たあっ!!』

ケンゴはシャインソードでトモヤの頭上から真っ二つに斬り捨てた。
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