Dark of Hearts
『トモヤ…』

傷の治ったケンゴは立ち上がり、もう一度シャインソードを作り出し身構えた。

リュウトもトモヤの背後からシャインガンを構えた。

タツキはバナナの皮をいつでも投げれるように、右手に握りしめた。

『3対1か…フッ、分が悪いな。今回は見逃してやるよ、ひとまずお前たちの事をダークキング様に知らせねばならないからな。フッハハハハ』

トモヤは高笑いを残し、黒い煙となって消えてしまった。

『はぁー、マジ殺されるかと思った』

タツキはバナナの皮を握りしめながら、崩れ落ちた。

『ふーっ、すげー緊迫したな』

リュウトも緊張が解け、その場に倒れ込んだ。

『レイラ傷治してくれてありがとう』

ケンゴはとりあえずレイラにお礼を言った。

『まさかあんな奴がいるなんて…どうあがいてもあなた達は敵わないわね』

レイラは3人を見た。
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