Dark of Hearts
『レイラよ、アイツらで大丈夫かのー?』

神様は横に立つレイラに尋ねた。

『…さあ〜』

レイラは頭を軽くかしげた。

そしてケンゴ達は歩いて高校の校舎の入口までやってきた。

『さてと…適当に別れて探そうか』

ケンゴがそう言うとタツキとリュウトはうなづいた。

ケンゴは1階を、タツキは2階を、リュウトは3階を探し回った。


ー1階ー

『どこにあんだよー!!』

ケンゴは各教室を探し回っていた。

『う〜ん、体育館まで来たけど…1階じゃないのかなー!?』

ケンゴが体育館の中を見回していたら、突然人が入って来た。

ケンゴは気配に気付き、体育館の入口を見た。

『せ、先生!!』

そこには担任の先生がいた。

『ケンゴ…よく来たな。待っていたゾ…お前を殺したかった…』

『先生?』

『殺す…殺す…殺ぉぉぉす!!』

先生はそう言って大声で叫ぶと同時に、先生の体は黒くなり筋肉質になった。
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