Dark of Hearts
『あら、リュウト君』

カオリ先生はリュウトの姿に気付いた。

『せ、先生…なんやってんるんですか?』

リュウトはそう言って料理をしているカオリ先生に近付いた。

『何って料理よ。見てわからない?…そうだ!!良かったら、リュウト君も食べてよ』

カオリ先生はそう言ってお椀にみそ汁をよそった。

『えっ?食べてって言われても…今そんな食事何かしてる暇ないんやけど…』

リュウトは少し困っていた。

『まあまあ』

カオリ先生は椅子を用意し、リュウトを椅子に座らした。

『さあ、どうぞ召し上がれ』

カオリ先生はリュウトの前の机の上に食事を用意した。

『食事してる場合じゃないんやけどな…まあ腹へったし良いっか。いただきま〜す』

リュウトは目の前の料理のおいしそうな臭いにつられ、カオリ先生の料理を食べ始めた。

『おっ…めっちゃ旨いやん』

リュウトは夢中で料理を食していた。
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