Dark of Hearts
『そのまさかだよ!!カオリ先生はお前を…』

ケンゴがそう言いかけたるとリュウトは椅子から立ち上がった。

『カオリ先生!!まだ何か料理を作るつもりだったんですね…すみません、もう十分です』

リュウトはカオリ先生に頭を下げた。

『バカ!!リュウトのバカ!!お前何を勘違いしてんだよ!!カオリ先生はお前を殺す気なんだよ!!』

ケンゴはリュウトに状況を説明した。

『えっ!?そ、そうなん?』

リュウトは真実を知って驚いた。

『ったく…ホントバカ何だから。でも、まあこれで2対1だ…カオル先生、今闇を消してやるからな』

ケンゴは右手に力を集中し、シャインソードを作り出した。

『2対1?笑わせないで。リュウト君が食べた料理には下剤が入ってたのよ、リュウト君はまともに戦えないわ』

カオリ先生は不敵な笑みを浮かべた。

『えっ?下剤入ってたん?』

リュウトはそう言って自分のお腹をさすった。
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