Dark of Hearts

『なあ、クマちゃん…』

リュウトは神様に声をかけた。

『クマちゃんって言うな!!確かにクマのぬいぐるみを借りておるが、クマちゃんって言うな!!クマちゃんって…』

神様はちょっと泣きそうになっていた。

『あー、ごめんごめん。神様よりクマちゃんのが呼びやすくて…』

リュウトは笑いながら謝った。

『神様、そんな奴ら相手に俺たち本当に勝てるのかな?』

ケンゴは神様に尋ねた。

『今の状態じゃ全く敵わんよ。じゃが、おぬしらが腕に巻いておるｼｬｲﾝｽﾄﾘﾝｸﾞ…それがお前たちが消した闇パワーを吸収し、それが光パワーとなり、おぬし達の体を包み込んで、少しずつじゃがおぬしらは強くなっておるわい』

神様は説明した。

『へぇ〜、この紐はそんな効果もあるんだ。あっ、だからｼｬｲﾝｿｰﾄﾞの持続時間も長くなったのか…なるほど』

ケンゴは納得した様子だった。