Dark of Hearts
『わしはクマのぬいぐるみじゃ。ぬいぐるみが目を眩む訳ないじゃろ』

神様は自慢げに笑った。

その頃デジタル世界にいるリュウトは、デジタル化した自分の分身と戦っていた。

『ハァ、ハァ…まさか自分の分身と戦うなんてな』

『オマエノ…カラダガホシイ…』

『えっ?喋った?』

リュウトは驚いた。

『ゲンジツセカイデ…オレガソンザイスルタメニハ…カラダガヒツヨウ…カラダホシイ…』

リュウトの分身はそう言って、シャインガンを連発してきた。

『いーっ!!』

リュウトは避けるために必死に逃げ回った。

『ヤベー!!うわっ、おっと…クソーどうしたら良いんよー』

リュウトは困り果てていた。

『うん?待てよ…わしの分身って事は…』

リュウトは突然何かを閃き、立ち止まった。

リュウトの分身は立ち止まったリュウト目掛けて、シャインガンをぶっ放した。
< 61 / 76 >

この作品をシェア

pagetop