ひまわりとタンポポ
「おい。優助」
「あ゙?」
俺は休憩中、ベンチに一人でいた。
「お前今日調子いいじゃん」
今俺に話かけてきた奴が伊藤空*イトウソラ*
こいつは俺がちっせー頃からの親友で、優太と空と俺でよく遊んでた。
「今日は調子いいだろ?馬鹿によく当たりがでやがってよ!」
「…お前さ…」
「ホームランなんかどーだよ!!数えて…」
「優助!!」
…無理にテンションを上げたのが間違いだった。
空は俺の肩をがっちり掴んで真剣な目をしていた。そっから俺は逃れようとしたが空は結構がっちりした体型だから…逃れようとするだけ無駄だった。
「…んーだよ。」
「お前なんか抱えこんでんだろ?」
「は?んな訳ねーじゃん…」
俺はつい視線を逸らしてしまった。
「俺さ…お前と何年親友やってきてると思ってんだよ」
「…ーっ」
「お前顔にですぎ!俺で良かったら何でも相談しろよ!キャプテン!!」
「うるせっ!!ばーか!!」
俺は帽子を深く被って一笑いした。