間違い電話
圭と私はテニスコートへ向かった。


木々に囲まれ、天気も良くて最高!


2人はもう着いて準備体操をしていた。


一緒に体操してるし、結構気は合ってるのかな。


良かった。


「「お待たせ!」」


「おう!待ちくたびれた~!」


なんてわざとダルそうに言う優一の言葉に対し、


「くすっ。そんなに待ってないよ!」


笑って言う、ユウの言葉。


2人の返事全然違うし。


「てか、ピンクの豚みてぇ!」


「煩い!優一!」


「本当の事行ったけじゃんか!」


やっぱ一言二言多い。優一むかつく!


「はいはい。優一、美優この辺にしときなさい。」


「「はーい。」」


私はちょっと不貞腐れて、優一を一瞬睨んだ。



「それじゃあ、チームは・・・何も言わなくても決まってるか。」


私とユウ。圭と優一というペアになった。


もともと優一はずっとテニスをしていたからうまい。


ユウと圭は大学時代やっていたんだって。


私は・・・今習い始めたばっか。


普通の玉なら返せるもん!


・・・たぶん。


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