間違い電話
むかっ!


「そんなことないもん!」


「てか、お前選ぶ時、何回も指で指してたからだ。」


へぇ、よく見てるなぁ。


少し関心してしまった。


「食え。」


「じゃあ頂きます。」


一口食べた。


「んーこれも美味しー!」


「じゃあお前のも少し貰うぞ!」




「何だか優一君と美優ちゃん恋人同士みたいだな。」


ユウに指摘された私達。


「そんなことないです!」


私は思いっきり否定した。


「そんなムキになっていうなよ。」


「だって誤解されちゃうじゃん!」


「ふんっ。」


いつもならここでバトルになるのだが、優一はここで話を終えた。


調子が狂っちゃう。


けど、ユウには誤解されない様にしなきゃ。


「優一とは兄妹みたいなもんだから。」


「そっか。」


ユウは笑っていた。


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