間違い電話
「で、どうして中田さんな訳?」


落ち着いた声で圭が質問する。


「だって、私が転んだ時・・・大丈夫?って声かけてくれたの。」


私は思い出してうっとりする。


「はぁ・・・。そんなの誰でも言うでしょ。」


「そうなんだけど、格好良かったんだもん!」


「だもんって、高校生じゃないんだから。」


「でね、私・・・告白する!」


「「はぁ?」」


急な展開にびっくりしてる2人。


これには流石に圭も止めようとした。


けれど私は聞かなかった。








< 5 / 99 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop