間違い電話
2人の腕前はどう考えても優一のほうが上だった。


けど、二日酔いの優一とユウは良い試合をした。



しかし、結果・・・。僅差で優一が勝ってしまった。


私の心は複雑だった。



帰りの車は昨日と変わらない様子だった。


駅まで送って貰った私達は優一とバイバイし、


圭も帰っていった。



残った私とユウは近くのファミレスに入った。


「昨日は優一がすみませんでした。」


「くすっ。何で美優ちゃんが謝るの?」


「うーん、なんとなく。」


「美優ちゃんと優一君は本当に仲が良いよな。」


「そんなことないですっ!」


「僕は君を諦めるよ。本当に好きになる前に。」


「えっ?」


「優一君には、敵わなそうだし?」


えっ?意味が分からないんだけど・・・。


あぁ、もしかしてふフラれたのか。


ちょっと残念・・・だな。


「でも、友達にはなってくれないかな?旅行も楽しかったし。」


「はいっ。」


「これからも、よろしくね。」


嫌われたんではないの?


まぁ、いいかな!今回は友達でも。


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