SECRET☆HONEY‐秘密の彼女‐
「あ、そうだ♪
リンカー仕事終わったら俺んとこ来てね?」
「はぁ!?なんで?
ヤダッ!!」
「写真…
ばらまいちゃおっかな?
いや、インターネットで世界中に……
「分かった分かった!!行きます!行かせていただきますー!!」
ニイトはあたしの手を握って何かを持たせた。
「俺の連絡先☆
超レアだぞ!喜べ♪」
強引に渡された紙には、確かにニイトの連絡先と、
メールアドレスが書いてあった。
「でもさすがにこれは……」
なんとなく抵抗があった。
これを受け取ったらニイトとの繋がりができる。
そしたらあたしは……
好きになっちゃうかもしれないから……
ニイトを好きにならないなんて
自信、無かったから…
「何、バラされたい?
別に俺は、学校にリンカの正体ばらしてもかまわないんだよ?」
「どうせ友達としてだし。いいだろ?」
「……分かった」
この時あたしは負けたんだ
自分の"欲"に…
あたし、もう好きだったのかな?
この時から、もうニイトの事好きだったのかな…?