SECRET☆HONEY‐秘密の彼女‐
俺の頬に当たる前にピシャッと音が響いた。
「…いっ、た…」
――…りん…か?
何やってんの、コイツ?
何で俺をかばってんの?
こんなビンタ余裕でかわせれるんですけど?
涙目になって頬を押さえてる。
その瞬間俺はマジ切れした……。
「……謝れよ」
「はぁ?」
「謝れって言ってんだろ?」
「あ、あたしら別に悪くないし!
アイツがかってに飛び出してきただけじゃん?」
「それ、本気で言ってんの?」
「何よ!こっち来ないでよ」
――ドンッ!!
さすがにビビっているのか、
性格ブスな女は俺を強く押した。
「…ヤベ……」
その衝撃で
俺の眼鏡は落ちた―――……