SECRET☆HONEY‐秘密の彼女‐
「うわぁ~~!!
本当ですかっ!?ありがとうございます」
最初は二人だったけど、いつの間にか周りには人だかりが出来ていてビックリした。
「あたしも握手お願いします!」
「あたしも!!」
ャバい…
ここは道だし、通行の邪魔になっちゃうよ!!
――……もう、どうしたらいいの?
あたしはもうパニックでなにも考えられなかった。
「すみません、ちょっと失礼しますね?」
その声が近ずいてくると、女の子達は左右に別れた。
奥からやって来たのはマネージャーの田室さんだった…。
「田室さん…」
「皆様、お騒がせしてすみません。
私はリンカのマネージャーの田室と申します。
リンカはこれから仕事があるので失礼させて頂きますね。」
良かった……
助かった。
あたし……
迷惑ばっかり掛けた上に何も出来なかった。
一人で何でもできるなんて大間違い。
あたしは、皆がいるから……
皆に支えられてるから
こうしてこの場に、
モデルって仕事が出来てるんだ―――………