SECRET☆HONEY‐秘密の彼女‐


「うわぁ~~!!
本当ですかっ!?ありがとうございます」




最初は二人だったけど、いつの間にか周りには人だかりが出来ていてビックリした。



「あたしも握手お願いします!」


「あたしも!!」


ャバい…

ここは道だし、通行の邪魔になっちゃうよ!!





――……もう、どうしたらいいの?



あたしはもうパニックでなにも考えられなかった。




「すみません、ちょっと失礼しますね?」




その声が近ずいてくると、女の子達は左右に別れた。


奥からやって来たのはマネージャーの田室さんだった…。



「田室さん…」




「皆様、お騒がせしてすみません。
私はリンカのマネージャーの田室と申します。
リンカはこれから仕事があるので失礼させて頂きますね。」





良かった……


助かった。



あたし……
迷惑ばっかり掛けた上に何も出来なかった。



一人で何でもできるなんて大間違い。



あたしは、皆がいるから……

皆に支えられてるから


こうしてこの場に、


モデルって仕事が出来てるんだ―――………






< 42 / 47 >

この作品をシェア

pagetop