SECRET☆HONEY‐秘密の彼女‐


やがて車は事務所の前で静かに止まった。



「行ってこい、ちゃんと新斗を連れて戻って来るんだぞ?」



「はいっ!!」



揺るぎない返事を返し、車を降りた。



階段を登り、事務所の扉を開ける…。




「おはようございます」



「あら…リンカちゃん?」


入ったらすぐ近くに、たまたま顔馴染みの人がいた。


「新斗は…?新斗に会わせて下さい!!」




「リンカちゃん、落ち着いて?
あたしに言われても困るわねえ…」



そうだよ…。

あたし筋違いにも程がある、何してんだろ?




「ちょっと待って、新斗のマネージャー呼んできてあげようか?」



「えっ…本当ですか?!
ありがとうございます!」



まさかの展開にビックリしたけどとりあえず良かったぁ……




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