夏恋
「よし〜衣!!着いたぞ!!」

『は〜い!!』

私は走って溜まり場まで行こうとした

その時…


「衣待った!!」

龍哉が急に私の腕をつかんだ。

『ぇ…何??』

「ぁ…何でもねぇよ」

『なんだし〜!!』

「き…衣は…お子様なんだから走ると転ぶ…ぞ…」

『ッな!!なんなの??そんな事言うだけ??もうそんなお子様じゃないんだからヘーキなの!!』

お子様あつかいされすぎだったから私は怒った。そして手を振りほどき行こうとしたとき

「そ……そんなの分かってるよ」

『え??』

龍哉が顔を赤くしながら言ってきた。

「衣はもうお子様じゃない…わかってるんだよ…」

私は意味が分からなくて

『なに??龍哉…なんか変だよ??』

そして変な龍哉から離れて溜まり場まで行った。


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