わがままモデル王子は甘い香り
仕事用のスマイルで記者の顔を見つめた
「この本にはサプライズがあるとか?」
女の記者が俺にマイクを向けた
「ええ、予約して買ってくださった方にだけ
サプライズを用意しました…と言ってもオフの日の様子を撮った写真を載せただけですけど」
「ええ? そうなんですか?
見てみたいですね」
「サプライズですから、駄目ですよ!
予約してくださった方にだけの特典ですから」
「どんな写真か…ちょっとだけでも」
「まあ、寝顔とか? 自宅でくつろいでるところとか…そういう感じのです」
俺は笑顔を見える
会場の隅に立っている莉緒が『え?』と驚いた顔をすると、慌てて本を広げているのが見えた
そう
莉緒がふざけて撮ったデジカメの写真を俺はこっそり使ったのだ
「この本にはサプライズがあるとか?」
女の記者が俺にマイクを向けた
「ええ、予約して買ってくださった方にだけ
サプライズを用意しました…と言ってもオフの日の様子を撮った写真を載せただけですけど」
「ええ? そうなんですか?
見てみたいですね」
「サプライズですから、駄目ですよ!
予約してくださった方にだけの特典ですから」
「どんな写真か…ちょっとだけでも」
「まあ、寝顔とか? 自宅でくつろいでるところとか…そういう感じのです」
俺は笑顔を見える
会場の隅に立っている莉緒が『え?』と驚いた顔をすると、慌てて本を広げているのが見えた
そう
莉緒がふざけて撮ったデジカメの写真を俺はこっそり使ったのだ