わがままモデル王子は甘い香り
「新しい仕事がいくつか入っているのよ
ドラマとかラジオとか…どうする?」
事務所で予定の確認をしている俺に向かって社長が声をかけてきた
「ドラマは…ちょっと…勘弁してください」
「だと思って、もうすでに断ってあるわ
ラジオはレギュラー番組よ
週一回で30分
これは断らないでよ」
俺は口を緩めると、社長の顔を見た
「断る余地を与えないんですね~」
「莉緒の出産のためよ
稼ぎなさい」
「はいはい」
俺はラジオの台本をもらった
「女優の浅田みちると一緒なんだ」
マネがぼそっと呟いた
「浅田みちる?」
俺の眉に力が入った
一度関係を持った女だ
面倒な奴と仕事になったもんだ
まあ
そういうこともあるんだろうなぁ
これからもモデルをやる限り
「そうよ
みちるは売れ出し中の女優だから
言葉に注意してよ~
あそこの事務所はうるさいんだ」
「わかってますよ」
俺は苦笑いを浮かべた
浅田みちるか
『女』を売りにしているヤツだからちょっと嫌だな
ドラマとかラジオとか…どうする?」
事務所で予定の確認をしている俺に向かって社長が声をかけてきた
「ドラマは…ちょっと…勘弁してください」
「だと思って、もうすでに断ってあるわ
ラジオはレギュラー番組よ
週一回で30分
これは断らないでよ」
俺は口を緩めると、社長の顔を見た
「断る余地を与えないんですね~」
「莉緒の出産のためよ
稼ぎなさい」
「はいはい」
俺はラジオの台本をもらった
「女優の浅田みちると一緒なんだ」
マネがぼそっと呟いた
「浅田みちる?」
俺の眉に力が入った
一度関係を持った女だ
面倒な奴と仕事になったもんだ
まあ
そういうこともあるんだろうなぁ
これからもモデルをやる限り
「そうよ
みちるは売れ出し中の女優だから
言葉に注意してよ~
あそこの事務所はうるさいんだ」
「わかってますよ」
俺は苦笑いを浮かべた
浅田みちるか
『女』を売りにしているヤツだからちょっと嫌だな