わがままモデル王子は甘い香り
「桜嗣くん!」
莉緒とよく似た声に俺は、壁から頭を話して振り返った
「お義母さん」
俺は立ち上がると、莉緒の母親に頭をさげた
「すみません
莉緒が……」
「姉さんから聞いたわ
桜嗣くんも自分も責めないで」
俺と莉緒の母親が隣あって座った
義母さんの声は莉緒にそっくりだ
まるで莉緒が隣にいるみたいで、苦しくなる
「斎藤春美さんって高校のお友達だったのよね
学生のころの莉緒は学校であったこととか話してくれなくて……」
俺は義母さんの言葉に、何も返せなかった
返す言葉が見つからない
俺は学校生活を知らない
莉緒の高校生活も知らない
だから義母さんの返事をかえす言葉が見つからなった
「莉緒が事故にあったって…無事なのか?」
莉緒の父親が大股で近づいてきた
俺は立ち上がると、深々と頭をさげた
入籍する前に挨拶に行ったきり、義父さんには会ってなかった
莉緒が会いたがらなかったから、俺一人で会うのもおかしいし
きっと社長が連絡してくれたんだろう
「あんたせいだ!
あんたが莉緒を苦しめてる根源なんだよ」
莉緒の父親が俺に怒鳴ってきた
「申し訳ありません」
俺はまた頭をさげて、謝った
「ちょっと、桜嗣くんのせいじゃないでしょ」
「お前は黙っていろ
だいたい俺は、最初からあんたとの結婚を許してない!」
莉緒とよく似た声に俺は、壁から頭を話して振り返った
「お義母さん」
俺は立ち上がると、莉緒の母親に頭をさげた
「すみません
莉緒が……」
「姉さんから聞いたわ
桜嗣くんも自分も責めないで」
俺と莉緒の母親が隣あって座った
義母さんの声は莉緒にそっくりだ
まるで莉緒が隣にいるみたいで、苦しくなる
「斎藤春美さんって高校のお友達だったのよね
学生のころの莉緒は学校であったこととか話してくれなくて……」
俺は義母さんの言葉に、何も返せなかった
返す言葉が見つからない
俺は学校生活を知らない
莉緒の高校生活も知らない
だから義母さんの返事をかえす言葉が見つからなった
「莉緒が事故にあったって…無事なのか?」
莉緒の父親が大股で近づいてきた
俺は立ち上がると、深々と頭をさげた
入籍する前に挨拶に行ったきり、義父さんには会ってなかった
莉緒が会いたがらなかったから、俺一人で会うのもおかしいし
きっと社長が連絡してくれたんだろう
「あんたせいだ!
あんたが莉緒を苦しめてる根源なんだよ」
莉緒の父親が俺に怒鳴ってきた
「申し訳ありません」
俺はまた頭をさげて、謝った
「ちょっと、桜嗣くんのせいじゃないでしょ」
「お前は黙っていろ
だいたい俺は、最初からあんたとの結婚を許してない!」