わがままモデル王子は甘い香り
もしかして…?
あいつ…わざと特集を組んだ?
俺の素顔を話すために?
まさかな
そんなはずはねえか
俺は雑誌を閉じると、天井を見つめた
「ごめん、ごめん!
待たせた?」
社長が笑顔で事務所の応接間に入ってきた
「聞いて驚け!
桜嗣の過去が映画になるぞ」
「はあ?」
俺は社長の顔を見た
「桜嗣の本を読んで、映画の製作会社担当がぜひ映画にしたいってさ
公開は来年の春で…って
引き受けたけど、いいよね?」
「俺の意見が必要?」
「ううん」
社長は首を振ると、椅子に腰をおろした
「ま、そういうことだから
頭の片隅に置いておくように!
撮影にかかわることはないだろうけど
公開舞台挨拶とかには顔を出すようになると思う」
「わかりました」
映画かよ
どんな映画になるんだよ
嫌だなぁ
俺の過去がスクリーンに映るのかよ
あいつ…わざと特集を組んだ?
俺の素顔を話すために?
まさかな
そんなはずはねえか
俺は雑誌を閉じると、天井を見つめた
「ごめん、ごめん!
待たせた?」
社長が笑顔で事務所の応接間に入ってきた
「聞いて驚け!
桜嗣の過去が映画になるぞ」
「はあ?」
俺は社長の顔を見た
「桜嗣の本を読んで、映画の製作会社担当がぜひ映画にしたいってさ
公開は来年の春で…って
引き受けたけど、いいよね?」
「俺の意見が必要?」
「ううん」
社長は首を振ると、椅子に腰をおろした
「ま、そういうことだから
頭の片隅に置いておくように!
撮影にかかわることはないだろうけど
公開舞台挨拶とかには顔を出すようになると思う」
「わかりました」
映画かよ
どんな映画になるんだよ
嫌だなぁ
俺の過去がスクリーンに映るのかよ