愛しのツンデレラ


「姫、わけわからん。」



私は少し口を尖らせました。



「言われて傷つくよりも


わかってて言われない方が


ずっと辛い。」



ぼそっと呟くと


それを受けてか姫は




「あたしだって悩んでんだよ…」




と独りごちて


机に伏せました。



そのあとに



鳥のことで…

と付け加えたのを

私は聞こえないフリをしました。



***
< 100 / 144 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop