愛しのツンデレラ



ホワイトデーが近づいた

ある日です。



「じゃあ…姫、

ホワイトデー、あれな。

あたしが今一番欲しいもの

ちょーだいな。」



は?



声に出さずとも伝わる

その言葉。

と、

いうよりも

顔がそう訴えてる。



「やだ。面倒くさい。」



「はぁ?!」



「そもそも何が欲しいのさ。」



「んー。」



それはご自分で


考えていただかなくては。



「目に見えない、かな。」



たまには

たまには姫の思考回路を

ジャックしてみてもいい。←





私のために悩めや。←←



***
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