愛しのツンデレラ



「なに、ハグ?」



姫は

かったるそうな声で

言います。




「ち、ちがうし!」




「あーもう、

わかんないしー。」



いかにもかったるそうな姫。



「愛情?」




「んん、近いかも。」




「じゃあ……キス?」




怪訝そうな顔で

姫は私を見ました。




「バッ……!!」





慌てて否定すると


姫は笑いました。



「…時間。」




「じ…?」



「姫の時間。」



言うと姫は


「よくわかんない。」


と、
首を傾げました。


***
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