愛しのツンデレラ




隠しきれないのは



緊張のせいか



それとも



姫に話さなかった罪悪感か。




―「なんでも話してね。」




宣戦布告書にかかれた



姫の言葉。




なんで今思い出す?




姫だって



話してくれないことは



たくさんある。





なのに



…なんだか罪悪感。




私は青い顔をして



壁にもたれ掛かっていました。



「大丈夫?」





姫が話しかけてきました。




「…。」




答えられず

堪えきれず





「…どうした?」




私は姫に飛びつきました。




***
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