愛しのツンデレラ

スキンシップ禁止令も


忘れたわけではなかったけど


私はかすれた声で


説明しました。


「噂で…」


あくまで噂だけど


自然消滅をささやかれていた

あの2人が

熱々なんじゃない?


なんて噂を聞いて


自分はほんの少し


…いや、すんごく


傷が痛んでしかたがなかった。




言い終わって


一息ついて


姫は私に


「泣け。」


と、


ささやきました。




それから


腕をまわして


私を包み込みました。




***
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