嫌いなんだから!!!!
第5話
月曜日になった。
宝寺は俺を避け始めた。
宝寺は何を吹き込んだのか
休み時間
俺の周りは女子生徒だらけだった。
そこには八崎に連れられた宝寺もいた。
「ねぇ~先生ここわからないんですけど♪」
『どこですか?』
「先生~こっちも質問」
『はい!ちょっと待ってください;;;』
キーンコーンカーンコーン
『チャイムがなりましたよ☆
君たち次は移動教室でしょ』
「はぁーい・・・」
俺は生徒に見つからないように
宝寺の腕を引き
口を塞いで
資料室に行った。
『先生!
私授業があるんですが;;;』
入ってすぐに
資料室を出ようとした宝寺を
俺はグイッと自分に引き寄せた。
『俺お前がわかんねぇ・・・
お前は何がしたい?
俺の気持ち知っておきながら・・・
お前の今の気持ちを伝えてもくれねぇし・・・
どうしたら
お前は俺の気持ちを受け取ってくれる?』
宝寺は黙っていた口を開いた。
『先生私電話でも言いました。
黎を応援したい』
『じゃあ今のお前の気持ちだけ・・・
教えてくれよ・・・』