嫌いなんだから!!!!


宝寺は走って出て行った。

初めて受けた胸の苦しみ・・・

俺はポケットにあった

煙草を取り出し

1本に火をつけた。



上から雫が頬に伝った。

それは自分の涙だった。



俺は1本また1本と火をつけていた。


俺は資料室をあとにした。

今は4限

次の時間は数学

こんな気持ちでも

仕事は仕事

大人になると

バッくれる事が出来ないから辛い

高校の時はよく屋上にいたっけ?

と少し懐かしくなっていた。


キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴った。

4限が終わった。

次のチャイムが鳴ったら

無理してもアイツのいる教室に行かなくてはならない・・・

よしっ!行くか!!!!

キーンコーンカーンコーン

ちょうどチャイムが鳴った。

俺は教室にはいった。

『はじめます。』

「起立!礼!」

気になって宝寺の席をみた。













いた。
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