嫌いなんだから!!!!
俺はもう見てられなかった。
『やめろ!!!』
教室の空気がまた一段と冷たくなった。
『いったん座ろう・・・』
俺はそういって座らせた。
『えっと・・・
昨日美園が見たのは本当の事だ・・・
俺は今宝寺と付き合ってる』
その時美園が口を挟んできた。
「先生!
それっていけないことだよ?
わかってる?」
『もちろんわかってる。
俺もコイツが許婚とは思わなかった。』
この言葉で教室がざわめきだした。
俺は話を続けた。
『俺はただの遊びにしようと思ったんだ
だけど・・・
俺宝寺葉菜を好きになってしまいました(苦笑)』
教室は女子たちのブーイングの嵐になった。
『それに
俺はお前らが思ってるような
知的な人間じゃねぇし・・・』
その言葉で生徒たちは
静まった。