嫌いなんだから!!!!
『先生..ヒクッ...怖いよ』
俺は宝寺の顔に手を伸ばし
涙をふこうとした。
バシッ
手を叩かれた。
『触らないで!!!
私先生が好きだった
でも今の先生は嫌い
嫌いなんだから!!!!!』
と宝寺はドアに走った。
俺はその腕をつかんだ。
『離して!!!』
振りほどこうとする宝寺
でも俺は離さなかった。
逃してたまるかよ...
『宝寺?良いこと教えてやるよ
俺とお前はな
両方の親が決めた
許嫁なんだとよ(笑)』