Sweet Kiss

ピクッ



王子の額に怒りマークが浮かんだような気がした。



「心配するな。俺の頭は極めて優秀だ」



なっ・・・なんというナルシストっ!



「それに・・・」



それに・・・その続きは?




って、



ひいいいぃぃぃぃ--------!!!!!





いつの間にか、目の前に王子。




「それに・・・」



そう言いつつ、私の顎を持ち上げる。



「俺の名前は“アンタ”じゃない。“楓臥”だ」




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