桜・love story
「大切なこと…優海さんに伝えたくて…。」




「大切なこと…?」




私を見つめる翔に、なんだかドキドキしていた。




「僕、この10年間写真を撮るために世界中廻って、楽しい時もあったけど、辛い時もありました。そんな時、あなたの手紙や、桜の季節に会って励ましてくれることが僕の支えだったんです。」




桜がひらりひらりと舞う中、翔は続けた。




「僕のもう一つの大切な夢…それは、あなたとずっと一緒にいることなんです。」




ドキドキがどんどんと早くなっていく…。




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