野球彼女
クラス
桜の季節といえば春。

中学に進学して、2回目のはる。

そう、つまり中学2年生。




そして今日は、緊張と期待がいりまじったクラス発表

「何組だろうね・・・?」と怜奈が聞いてきた。

「うー・・・ん・・何組だろう」と返した。
クラス発表は廊下の窓に、紙がはっているのだが…。
人がたくさんいて見れない。
「ん・・・もう!早くみたいよお」
「だね。」と少し冷たい返事。
廊下から「何組だったー?」「4組ー!」のような
会話が響いてくる。
私たちは我慢できなって集団の中の1番紙が見えるところまで押しつぶされながら行ったとなりにいる怜奈は
「私・・5組かー」と残念そうに言う。
私はまだ自分が何組か分からない。
というか好きな人が何組かが気になっていたから私は好きな人の名前「山橋 和樹」を目で探していた「あった!」と心の中でつぶやく山橋は4組だった。4組には、私の名前はなかった。
もう泣きそうだった。
「桃は3組だね!」と怜奈がいう。
すこし心の中で4組かも知れないという期待が簡単に破られた。
複雑な気持ち。
「3組・・・か」
「で・・・・でも!3組と4組だったら体育同じじゃん?」と何も言ってないが、すぐさま慰めに入る怜奈
「うん。」ともう泣きそうな顔で言った。
山橋は坂口と笑顔で話していた
のを、見つけた。
いつみても山橋はかっこいい。山橋はいつもまっすぐだった。
私はそんな彼にひかれていった。
まだ1年生のバレンタインにチョコを渡した。もちろんホワイトデーのおかえしはもらった。
だけど、それはただの礼儀にしか過ぎないような気がした。
1年のときからずっと好きだった。
もちろん今も好き。だけどクラス変わったら、告白するという約束を優奈ちゃんとしてしまった。優奈ちゃんは、山橋と同じ野球部の坂口が好き。
でも山橋と坂口の性格はすごく違っていた。
山橋はまっすぐで勉強も頑張るまじめな人。
一方坂口は、勉強は頑張っているかはわからないけど・・・・クラスでは1番おもしろい存在でいつもクラスを盛り上げてくれていた。だけどそんな性格が違う2人だけど仲が良かった。
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