野球彼女

迷い


「おはよー」
いつもの朝と変わらないこの教室。

「おはようー」
私も挨拶をする。

そんな何気ない毎日の中で私たちは何を見つけるのだろう。

「ももーーーっ!ゼェーゼェー」息が切れてる優奈ちゃんが私のもとへ走ってきた。

「どうしたの?」私は声をかけた。

「どうしたの?っじゃないわよ!早くついてきて!」
えっ何だろう?
私の手を持った優奈ちゃんは急に走り出した。

「えっどこいくのー?!」

「いいからついてきてー!」
なんだろう?まーいいや。
と思いながら私はついて行った。



ついた場所は・・・・

学校の屋上。

「えっ何で屋上?」
何で屋上なんだろう。
屋上は真っ青な空が広がっていた。

「えっとね…私告白したよ?坂口に」

ズキッ
なんだか分からないけど…心が痛んだ。

「そ…うなんだ!すごいね!」

「でもね?付き合ってっては言わなかったんだ。」
何でだろう。

「なんで?」

「だってね、ふられたら嫌でしょ?」
まーそうだよね。
「だねー…。」

「うん・・それだけ!教室戻ろう?」

私たちは教室に帰った。

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