野球彼女




そして1ヶ月後。



「おいしいーっ」

「おう、おいしいな」

私たちの言葉が、レストランに響く。

私の隣にいたのは…。

山崎だ。

そう、あれから1か月たった今日。

私たちは付き合っていた。

「おれ…ももちゃんのこと好きなんだ。付き合ってほしい。」

すごく山崎が照れてて、新鮮だった。

そんなことから付き合った私たち。

だけど、学校の友達も、親友も私たちが付き合ってることは知らない。

私が、誰にも言わないんだったら付き合うという、

変な条件を出したからだ。

「ももーっ?おーい」

「・・・・んっ?!」

付き合ってからもう1か月がたった。

そして今現在「ももちゃん」から「もも」に変わった。

最初は少し抵抗があったけれど、今になったら普通なことだ。

「ん?!じゃねーし。」

少しすねた山崎がいってきた。

「ご・・・ごめん?」

私は、山崎の顔見ながら謝った。

正直私はこのとき山崎のことはあまり好きではなかった。

寂しかったから・・・ただ付き合っただけ。

最悪だよね。

わかってるけどさ。

「お前可愛すぎー」

っなんか言われたら…甘えちゃうでしょ?

私だけかな?

私ずるいかな?


私なんできずかなかったんだろう


あなたがずっと待っていてくれたこと。

なんで私。


いまさら謝っても


だめだよね?


あなたは許してくれますか?

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