野球彼女

「最近どうしたの?」

「まぁね…」

「そう?大丈夫なの?」

「だいじょーぶい笑」


唯奈は心配してくれていた。

私は無理に強がって見せて・・・。

恥ずかしいよ。

ばかすぎて。


「ちょっと図書室にようがあるんだけど…きて?」


唯奈がいった。

「うん。いいよッ」


私たちは向かいの校舎にある図書室に向かった。



バンッ。

いった…

誰かに当たったし・・・。


「あっごめんなさい。」

「ご…ごめん」


上を見上げると…山崎だった。


「ッ・・・・・。」


「じゃ…じゃあな。」

「う・・・うん。」


肩がぶつかった。

そんなことだけなのに

ドキドキして。

別れたのに・・

こんなこと・・

想っちゃダメだよね。

うんダメなんだよ。


忘れなきゃ。

忘れなきゃって思うほど

愛おしさがあふれてくる。

この気持ちは何だろう。

わたし元は山崎のこと好きじゃなかったのに…。

寄り戻したいな。



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