幼なじみな僕ら。













「あっこは・・・胸を張ってていいから・・・先輩が好きだって・・・」




「・・・うん。ありがとう・・・」










あっこの消え入りそうな声が、聞こえた。


それから私の頭を、あっこの柔らかい手がそっと撫でる。







試合終了を告げる笛が、体育館中に鳴り響いた。









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