幼なじみな僕ら。
あっこの言ったことの意味が分からず、俺は聞き返した。
・・・実羽に、恋愛感情として・・・??
おい、ちょっと待てよ。
こいつ、何勘違いしてんだよ。
まさかオレが・・・実羽のことが好きだとでも思ってんの??
「ねぇよ。恋愛感情なんて」
無意識のうちに、口調が厳しくなった。
あっこが顔を洗うのをやめて・・・タオルで拭こうとする。
けれど、タオルを持ってくるのを忘れたのか、キョロキョロと辺りを見回している。
「ほら、貸す」